皆様 ご機嫌よう
スタートして今回が6回目です!
回数を分けて毛髪について
ここを見てくれている方と一緒に勉強していきます
毛髪についての知識が少しずつ増えるのは
間違いないでしょう
それでは
はじめていきましょう
第1章
毛髪科学について編
〜毛髪の4つの結合とパーマ技術との関係〜
①水素結合-薬剤塗布で髪が濡れると切断
②イオン結合-パーマ剤がアルカリ性であるため髪のpHもアルカリ性に傾くことによって切断
③S-S結合-1剤の還元作用によって切断
※すべてのシスチン結合が切られるわけではなく
強いパーマ剤でもケラチンタンパクのシスチン結合の約20%しか実際には切断されていません
2剤の酸化剤で戻せるのは
シスチン(S-S)結合だけです。
pHを等電帯(pH4.5〜5.5)にし髪をドライすることでイオン結合と水素結合を元に戻します
ウェーブはこの3つの結合で作られているのでパーマ処理においては3つの結合を
しっかり戻すことが重要です
これが不十分だとタンパク質の間充物質の溶出などによりウェーブの固定化ができず
ウェーブが取れやすくなります
そればかりではなく
髪の強度低下水分低下にもつながります
髪はドライヤーの熱でカールしたり
ストレートになったり考えてみると髪はとても不思議なものです
ではそのメカニズムは何か
髪は4つの結合でつながっていますがその中で1番弱い結合が水素結合で髪をウェットな状態にすると結びつきが切れドライにするとまたつながります
つまりドライヤーでカールしたりストレートになったりするのはこの水素結合によるものです
これより強く結びつくのがイオン結合です
髪が痛んでpHバランスが崩れると
結びつきが切れてしまいます
弱酸性と言われるpH4.5から5.5は髪のイオン結合がとても安定した状態になります
さらに強い結びつきが「S-S結合」(シスチン結合)でこの結合を利用するのがパーマです
パーマ1剤で結びつきを切って2剤でつなげます
そして髪の命のような結びつきが「ペプチド結合」でこの結合が切れてしまうと二度と戻りません
この4つの結合にはキレやすいものと切れにくいものがあることがお分かりだと思いますが
①水素結合> ②イオン結合> ③S-S結合> ④ペプチド結合の順で切れやすいです
は〜い
今回はここまで〜
〜毛髪の4つの結合とパーマ技術との関係〜について勉強しました!
はじめての単語多かったんじゃないかな!
入り口としてはいい勉強なったと思います!
次回は
髪のダメージの原因と髪のダメージのプロセスついて
勉強していきま〜す