皆様 ご機嫌よう
スタートして今回が5回目です!
回数を分けて毛髪について
ここを見てくれている方と一緒に勉強していきます
毛髪についての知識が少しずつ増えるのは
間違いないでしょう
それでは
はじめていきましょう
第1章
毛髪科学について編
〜毛髪の4つの結合とパーマ技術との関係〜
毛髪の結合とパーマ剤のプロセスには密接な関係があり
パーマ処理において毛髪の4つの結合のうち3つを切断し
そしてこの3つの結合をしっかり戻すことが重要です。
①水素結合
水に濡れると切断し乾いた状態で再結合します。
②イオン結合
− (マイナス)イオンと+ (プラス)イオンの結合です。
健康な髪の状態はph(ペーハー)が弱酸性(4.5から5.5)だとイオン結合がしっかりしている状態(=等電帯)です
髪のphがアルカリ性に傾くと
4結合が切断されます
*−イオンになるアミノ酸は
・グルタミン酸
・アスパラギン酸(酸性アミノ酸)
+イオンになるアミノ酸は
・アルギニン
・リジン(塩基性アミノ酸)
③シスチン(S-S)結合
システイン2分子が結合したものです
1台の還元剤によって切断され2剤の酸化剤で再結合してS-S結合に戻ります
④ペプチド結合
アミノ酸の基本的な結合です
過度のアルカリ剤,過酸化水素罪で加水分解されて切断されます
いちど切れたら元に戻りません。
パーマ剤はこれらの4つの結合のうち
3つの結合を切断、再結合させ、目的のウェーブを作ることになります
美容技術の中で最も効率的に髪を軟化させることができるのがパーマ剤です
①水素結合
髪をウエットにすると結びつきが切れ、ドライにするとまたつながる
カットの時に髪を濡らすのは水素結合が切れて髪が柔らかくなるため。
※関係するもの・寝ぐせ・ブロー
②イオン結合
髪が痛んでphバランスが崩れると、結びつきが切れてしまう
Ph4.5からph5.5(等電帯)は髪のイオン結合がとても安定した状態になる
結合をつなげるためにはこのphに戻すことが必要
髪には賛成アミノ酸(グルタミン酸、アスパラギン酸など)が多く含まれているため、髪の等電帯は弱酸性のph4.5からph5.5になる。
※関係するもの・パーマ・ヘアカラー・弱酸性シャンプー
③S-S結合
この結合を利用してパーマがかかる
1剤(還元剤)で結びつきが切れて2剤(酸化剤)でつなげる
※関係するもの・パーマ
S-S結合が切れると髪は柔らかくなる
これが軟化といわれる状態
2剤でしっかり結合しないと特有の匂いがする
④ペプチド結合
髪の命のようなつながり
この結合が切れてしまうと二度と戻らない
関係するもの・ハイダメージ
断毛や枝毛の原因がペプチド結合の切断
②髪とphの関係
・Ph0〜6=酸性
(ph2〜4の間にヘアマニキュア)
・Ph6〜8=中性
(ph6前半が酸性ヘアカラー剤・7.5が水道水)
・Ph8〜14=アルカリ性
(ph9前後にパーマ剤1剤チオ系・パーマ剤シス系・ph11前後にヘアカラー1剤・ブリーチパウダー)
キューティクルはphによって開いたり閉じたりする
この性質を使ってカラー剤やパーマ剤を髪に浸透させている
髪はph4.5から5.5が1番良い状態。
上はダメージを受けるとマイナスイオンが多くなっていきます
酸性に傾くと髪は+イオンが多くなる
(髪が+イオンになると−とはイオンと引き合うようになる)
逆に
アルカリ性に傾くと髪は−イオンが多くなる(髪が−イオンになると+とはイオンと引き合うようになる)
何度もphと出てきましたが、そもそもphってどんなもののことだっけ、小学生の時に勉強したよなって思われたんじゃないでしょうか!大人になったら使わないですから!
さて、phとは
アルカリ性、酸性といった水溶性の性質を測る”ものさし”のようなものです
Phは0〜14までの値があり、
真ん中のphが[中性]。水道水がこれです。
酸味の代表のレモンはph2〜3で[酸性]
ちなみにビールはph3〜4で[酸性]です
海の時期ですが海水・石鹸水はph9〜10で[アルカリ性]です
は〜い
今回はここまで〜
はじめての単語多かったんじゃないかな!
入り口としてはいい勉強なったと思います!
次回も毛髪の結合とパーマ技術について
続きの勉強していきま〜す