(ひとりごと…)
会社を大きくする弊害。
会社は大きくしないほうがいいと思う。
右肩上がりを目指すと大半は崩れていくから。
これから経済が縮小していき、全体の売り上げが下がっていくようになると、右肩上がりの成長をずっと続けていける会社は絞られていきます。
もちろん生き残って儲かる会社は存在しますので、それを目指すのもアリですが、凡人はやめたほうがいいでしょう。
むしろ、右肩下りに少しずつ収束していき、その中で利益をどう出すかということを考えた方が、よっぽどうまくいく確率が高いです。
2つ目に会社を大きくしていくと、人の問題が顕在化するからです。
人が2人いる時、人同士の関係性は1本の線のみになりますが、3人になると関係性の線が3本、4人になると6本、5人になると10本……
といった具合に大きく増えていきます。
すると、人同士の歪みが生まれやすくなり、組織がうまくいかなくなって、仕事が回らないという事態になる可能性があります。
さらには、仕事を任されている人がやめるというリクスもあります。
また、
人が多くなると、
長時間労働による従業員の
過労、パワハラ、セクハラ、不正など、
挙げればきりがないほど問題が
考えられるようになります。
会社を大きくすると、
小さくしていくのが難しい。
ずっと維持するのは本当に大変だからです。
売り上げを増やして、
その仕事をこなすために従業員を雇うと、
場所や設備を用意しなくてはなりません。
だからといってまた売り上げを増やし、
従業員も増やしていくと、
また場所や設備の問題が出てきます。
このようにして移転や拡張、
支店の設置などを繰り返しながら
会社を大きくしていくと、
この流れを止めて前の状態に戻ることが
非常に難しい。
コロナ撃で、
売上が落ちた事により
先に従業員を減らそうとしても簡単に解雇はできませんし、拡張した設備を小さくしていくのも困難です。
突き抜けて会社を大きくし、上場して有名になり、ずっと拡大を続けていく経営者もごくたまに現れます。それを目指すのであればそれでいいと思います。
しかし、
凡人が中途半端に大きくすると、
経済や市場の縮小に合わせて
小さくしていくのは大変です。
会社が自然に大きくなっていくとか、
大きくしていくことが
理にかなっていたのは成長期の話です。
成長期はもう終わっています、心して会社を大きくしてはいけないと思います。